コンテンツマーケティングを最も気軽に始められるツールにSNSがあります。しかしSNSが良いといっても、種類によって利用者の年代層や使い方などに特徴や傾向があります。また変化のスピードが速いウェブやSNSの世界において、今現在それぞれのSNSがどんなユーザーに利用されているのか知ることは、コンテンツマーケティングの第一歩として欠かせないことです。
参考:事前の戦略で理解するべき!コンテンツマーケティングのメリット&デメリット
ソーシャルメディアと主要SNS一覧
インターネットを介して手軽に情報を発信し相互でやりとりができるメディアのことを「ソーシャルメディア」と呼びます。ソーシャルメディアはサービスの内容によって次のようにまとめられ、その中のひとつにSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)があります。
ブログ
アメーバブログ、ライブドアブログ、ココログ、はてなブログなど
SNS
Facebook、Twittter, Instagram、Linkedin、LINE、mixiなど
動画共有サイト
YouTube、ニコニコ動画、ツイキャス、Vineなど
情報共有サイト
価格コム、クックパッド、食べログなど
総務省発表SNS利用率ランキングBest5
総務省発表の『平成27年版 情報通信白書』(13歳以上の全国の男女2,000人を対象)によると、最近約1年以内に利用した経験のあるSNSを聞いた結果、最も回答数が多かったものから順にLINE(37.5%)、Facebook(35.3%)、Twitter(31.0%)、mixi(16.5%)、instagram(6.0%)という答えとなりました。
さらに年代別に見てみると、Facebookはどの年代でも20%以上の人が利用しており、特に60代以上でも2割以上が利用しているところが注目するべき点でしょう。そのほかのSNSについては年代が若いほど利用率が高くなっていることがわかります。
実名利用が高いのはFacebook
次に実名でSNSを利用しているかどうか調査した結果について。実名での利用率がずば抜けて高いのはFacebookで、全体で8割以上。次いでLINEとなりましたが、実名での利用が低いのはTwitter、mixi、Instagramでした。
年代別の実名利用率を見てみると、年代によってそれほど大きな差は見られないものの、40代のLINE利用と50代のinstagram利用で、他の年代と比較すると実名を利用している割合がやや少ないことがわかります。
参考:総務省発表『平成27年版 情報通信白書』(
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242220.html)
主要ユーザーの特徴とユーザー数
Facebook:
月間ユーザー 世界19.4億人 日本2,700万人
上述の調査結果からわかるように、実名でアカウントを持ち、リアルな交友関係と最も近いネットワークを作りやすいのがFacebook。Facebook公式サイトでは、全世界のアクティブユーザーは一日12.8億人、月間では19.4億人(2017年3月時点)という驚異的な数字を発表しています。このうち85.8%のデイリーアクティブユーザーが、アメリカとカナダ以外とのこと。
日本における月間利用者数は2016年12月時点で2700万人であると報道されました。Facebookのユーザー離れを指摘する声もありますが、どんな年代でも幅広く利用者がいるという点は特筆すべきでしょう。
参考:Facebook News Room(
https://investor.fb.com/home/default.aspx)
参考:フェイスブック、日本の利用者2700万人にhttp://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ15HML_V10C17A2000000/?dg=1&nf=1)
Twitter:
月間ユーザー世界3億人 日本4,000万人
世界の月間アクティブユーザーは3億人。Twitterアカウントのうち79%がアメリカ以外で、82%のユーザーがモバイル利用であると公式サイトで発表されています。日本におけるユーザー数は4,000万人と2016年11月にTwitter Japanの公式アカウントで発表されています。日本のSNS界では依然としてTwitterは根強い人気があります。
参考:TWITTER USAGE (
https://about.twitter.com/company)
参考:Twitter Japan(
https://twitter.com/TwitterJP/status/793649186935742465?)
Instagram:
月間ユーザー世界7億人 日本1,600万人
Facebook傘下の、写真をメインとしたSNS。Instagram公式サイトによると、全世界のユーザーは7億人(2017年4月時点)。日本の利用者は1,600万人で、1.5年で約2倍に急増したと報道されています。投稿はモバイルからのみで、URLへのリンクが貼れないという特徴がありますが、企業のブランディングやイメージ戦略に効果的で今後はさらに注目が高まるでしょう。
参考:Facebook News Room(
https://instagram-press.com/our-story/)
LINE:
月間ユーザー世界2.1億人 日本6,600万人
LINEが公表している『2017年4月‐9月媒体資料』によると、世界の月間アクティブユーザーは2億1,700万人、日本国内では6,600万人(2017年1月時点)。利用者のうち46.6%が会社員であり、社内の伝達ツールやビジネス上のやりとりにも活用されるなど利用の幅が広がっていることが伺えます。
参考:LINE媒体資料(
http://ad-center.line.me/mediaguide/contents_type=93)
LinkedIn:
月間ユーザー世界5億人 日本100万人
アメリカを中心に、ビジネス上のつながりによく利用され広まっているSNS。日本ではまだあまり馴染みがないものの、公式サイトで発表されているグローバルユーザーは5億人、日本のユーザーは100万人以上。
参考:LinkedIn Company Information(
https://press.linkedin.com/about-linkedin?trk=uno-reg-guest-home-about#)
参考:北米・ヨーロッパ・アジアも網羅「世界15都市の人気SNS」TOP5発表
参考:SNSを利用したブランド戦略!ウェブマーケティング成功事例10選
参考:SNSを利用したブランド戦略!ウェブマーケティング成功事例【海外企業編】