ハワイに到着すると、現地の人々から「アロハ~」と迎えられます。この「アロハ」という言葉を、単なる挨拶の言葉だと思っていたら、それは勿体無い。ハワイの「アロハ」には実に深い意味がこめられているのです。
アロハは英語で「ALOHA」。この5つのアルファベットには、それぞれにハワイ語の意味があり、その頭文字をとった言葉が「アロハ」なんです。
相手を大切に思う心があって、人は優しくなれるものです。
考え方も感じ方も人それぞれで違うもの。でもそれを分かり合い歩み寄ることから、信頼は生まれていきます。
幸せはわかち合える人がいると、何倍にもその喜びが膨らむものです。
何事にも傲慢にならず、自然が与えてくれたことや自分の幸せに感謝する心を持つこと。
たとえ困難に遭ったとしても、相手を信じ、耐え抜く強い心があるとその苦境も乗り越えられるものです。
5つの文字に隠された意味を知ると、アロハは挨拶として使われるだけでなく、次のような意味があるということも理解できるでしょう。
天海祐希、志田未来主演のドラマ『女王の教室』(日本テレビ系、2005年放送)のひとコマで、「アロハには3つの意味がある」と語るシーンがありました。そこで紹介された意味は、「ハロー、グッバイ、アイラブユー」というものでした。それらの3つの意味ももちろん「アロハ」には込められていますが、それだけではない、無償の愛や慈悲い心など、とても奥深い意味が「アロハ」にはあるんです。
「アロハ」を言うときに現地の人々がよくとるのが、手をグーにして親指と小指を立て、手の甲を相手側に向けたポーズ。これは“シャカサイン”と言われるものです。 ローカルの人々は、たとえば車に乗っていて道を譲ってもらったときに、シャカサインをして「ありがとう」と伝えるなど、ちょっとした日常のシーンでも使われています。
「アロハ」の意味を知ったら、あわせて「MAHALO(マハロ)」も覚えておきましょう。「マハロ」は「ありがとう」の意味です。ハワイアン航空の機内放送の最後に「マハロ」と言ったり、トロリーを降車するときにドライバーさんが「マハロ」と声をかけたり、ビジネスメールでもメールの文末に「MAHALO」とつけたりするんです。
アロハと声をかけられたら「アロハ!」と、マハロと言われたら「マハロ!」と同じようにぜひ答えてみてください。ハワイを代表するこの言葉の意味を知れば、もっとハワイの魅力を知ることになりますね。
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