ハワイで暮らすならまず最初に決めなければならないのが、住む家。ハワイで賃貸住宅を探す際、どうやって探したらよいのか、家賃の相場や格安物件の見つけ方、申し込み手順などまで細かくご紹介します。
物価がとにかく高いことで知られるハワイ。オアフ島では毎年、家賃相場が少しずつ上がっており、東京の都心並みの家賃がかかることを覚悟しておきましょう。各部屋の相場はだいたい次のとおりです。
Studio(ワンルームのこと):月$1,000~1,400
1BR(1ベッドルーム):月$1,400~2,000
2BR(2ベッドルーム):月$2,000~
ワイキキは基本的に家賃は高めです。同じワイキキでも中心からはずれれば少し家賃は抑えられるかもしれません。カカアコやワードなど近年発展がめざましいエリアも家賃は高い物件が多いでしょう。
駐車場付きの物件は、当然家賃も高めになります。自宅から職場まで徒歩で通えるのなら、自動車は必要はないでしょう。ただし今は自動車を持っていなくても、近い将来購入する予定があるのなら、駐車場付き物件を探したほうが得策。自分で月極め駐車場を探すのは大変だし、駐車場代がかなり高額になります。
自分の部屋に洗濯機と乾燥機がついていると、家賃は高くなります。部屋になくても、各コンドミニアム内に、共同で使える洗濯機と乾燥機が備え付けられているので、家賃を抑えたいのなら無理に洗濯機と乾燥機付きの部屋を探す必要はないでしょう。
ただ共同の洗濯機は使うたびにお金がかかる(だいたい$1.50程度で、値段はコンドミニアムによります。)上、使える時間が決められていたり、自分が使いたいときに空いている洗濯機がなかったり…といった不自由はありますから、そこは我慢しましょう。
できればオートロックの物件や、セキュリティが夜間だけでも常駐しているコンドミニアムだと、安心です。特に女性が住む場合は、治安の面も必ずチェックしておきましょう。
職場がワイキキであれば、ワイキキで家を探せば便利でしょう。大抵の日用品や食品はやや割高ですがワイキキ内で調達できますし、少し遠出したくても公共のバスがあるため便利です。
ワイキキから少し離れたエリアで、アラモアナ、ユニバーシティ、マキキ、カパフルなども生活するうえでは便利な場所です。これらのエリアでは、ワイキキより家賃が少し抑えられます。
賃貸物件を探す際最も主流なのが、『craigslist』というサイトを使うもの。部屋のオーナーが直接「募集中!」などと情報を載せているので、興味を持ったらメールや電話でコンタクトをとるというやり方です。
ただし中には詐欺まがいのものも含まれているため、慣れていない場合は日本人がいる不動産会社を通じて物件を紹介してもらうのが安心です。日本の不動産会社とは異なり、紹介してもらってもオーナー側のみ手数料を払うことが多く、借り手は手数料を支払わずに済むことが多いようです。
最近はインターネットやメールでのやり取りが増え、日本では物件を内覧せずに契約を結ぶこともあるようですが、海外ではその方法はやめておきましょう。周囲が危険なエリアではないか、昼や夜の街の雰囲気や自宅のセキュリティについても、必ず自分の目で確かめることをおすすめします。
家賃がとても高いハワイで、格安の物件を探すにはどうしたらよいでしょうか。
家賃を抑える方法としてルームシェアがあります。2ベッドルームの部屋を1部屋ずつ使い、バスルームやトイレ、キッチンは共同というのがルームシェア。ルームシェアの相手を探すのに、『craigslist』のサイトがよく使われていますが、これまた危ない目に合うリスクがありますから、知り合いの紹介などで見つけたいところです。
ハワイの賃貸物件の中には、家具がほとんどついた物件があります。ベッドやソファ、テレビ、食器など一通りの家具が揃っていれば、スーツケースひとつで入居して、その日から快適に過ごせます。もしも家具無し物件に入るなら、これらの家具を購入するだけでも相当の費用がかかりますから、家具付き物件はお得といえるでしょう。
家賃を考える上で必ずチェックしておきたいのが、電気代について。家賃に電気代がすべて含まれている場合とそうでない場合があります。
たとえばエアコンがないと暑くて眠れないような風通しの悪い物件の場合、毎日長時間エアコンを使用することになるため、電気代が家賃とは別で支払う場合、毎月の電気代が百ドル以上かかるかもしれません。また日本に頻繁に帰るなど、家をよく空ける予定がある方は、電気代込みの物件のほうが少し損をしてしまうかもしれません。
気に入った物件があったら、申込書に必要事項を記入して申し込みます。大抵の物件でデポジット(預かり金)として家賃1ヶ月分を支払い、最初の月の家賃1か月分とあわせて支払うことになります。クレジットスコア(信用の度合いをはかるもの)や仕事などで審査されますが、必要なら銀行の残高証明書を用意するなど、不動産屋に相談するとよいでしょう。
毎月の家賃の支払いについては、チェック(小切手)で支払うことが多いでしょう。現地の銀行口座でチェッキングアカウントを作れば、チェックももらえますので(費用がかかる場合もあり)、それを使います。
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