豊かな自然に囲まれたハワイは、島全体がパワースポットと言われるほどエネルギーに満ち溢れた場所です。古代のハワイアンたちが神聖な地とした「ヘイアウ」が各地にあるほか、「マナ=霊力や気、不思議なエネルギー」が宿る場所も点在しており、病気や恋愛、金運などさまざまな悩みや願いを胸に、人々が訪れています。
そんなハワイのパワースポット20ヶ所をご紹介します。オアフ島からハワイ島、マウイ島まで、島々の旅の参考にしてください。
「ワイキキ」は、ハワイ語の「Wai(水)」と「kiki(湧く)」を組み合わせた言葉で、昔から海底から地下水が湧き出す場所でした。そんな場所を古代のハワイの人々は「癒しの海」と考え、病気やケガに効くと信じ水浴びに訪れていました。
それが、老舗ホテル「ハレクラニ」の前に位置する場所で、「カヴェヘヴェへ」と呼ばれるパワースポット。
地下水が湧き出ているため、この周辺だけ水温が低いのが特徴。不思議な癒しのパワーや浄化を目的に、今でも訪れる方は少なくないようです。「アウトリガー・リーフ・ワイキキ」の前には、カヴェへヴェへの場所を示す標識も立てられています。
ワイキキにある2つ目のパワースポットが、「カフナ・ストーン(ワイキキの魔法石)」と呼ばれる、大小4つの石。かつてタヒチからやってきたヒーラーが、タヒチに帰国する前に1カ月もの期間をかけて、この4つの石に「マナ」を吹き込んだと言われています。悪いエネルギーを取り去り、癒しを与えてくれると考えられています。
カフナ・ストーン(ワイキキの魔法石)の場所は、「ハイアット リージェンシー ワイキキ リゾート & スパ」の目の前で、ワイキキ交番のすぐ横です。
ハワイのシンボルともいえるダイヤモンドヘッドは、多くの観光客が毎日訪れる定番の観光地。頂上からはワイキキの街のほか美しい海の水平線まで、360度の絶景を望むことができます。ここに辿り着けば、心が洗われて浄化されていく気持ちを誰もが感じられることでしょう。
ワイキキから車で20分ほどにあり、トレッキングを楽しめる場所が「マノアの滝(マノア・フォールズ)」。30分ほどのトレッキングコースは、ジャングルのような緑が生い茂った場所で、無数のマイナスイオンであたり一面が包まれているよう。クリアな空気を体いっぱいに吸い込めば、心身ともリフレッシュするはずです。
またマノアの滝があるマノア渓谷は、通り雨が多く虹がよく出る場所としても知られています。マノアの滝の道中で虹を見られたら、さらに幸福度もアップしそうです。
ハワイ、オアフ島のパワースポットとして絶対にはずせない場所が「クカニロコ」。ちょうど島の中央部にあることからも、「大地のおへそ」と言われ、古代のハワイ王族が出産の場として使っていました。そのため、この「バース・ストーン」を訪れると子宝や安産にご利益があると、妊活中のカップルや妊娠中の女性などが多く出かけています。
クカニロコ(バース・ストーン)を訪れて、妊娠・出産をした女性有名人には、梨花、山田優、西山茉希、東尾理子などがいます。クカニロコの場所はワヒアワと呼ばれるエリアで、近くには「ドール・プランテーション」があります。
オアフ島東海岸へドライブをするならぜひ立ち寄ることをおすすめしたいのが、マカプウ岬のパワースポット。マカプウ岬は冬になるとホエールウォッチングもできる場所として有名ですが、その沿岸は、ハワイの「カフナ(神官)」が使っていたと言われる潮溜まりがあります。それが今では「ヒーリングプール」として、地元民や観光客が訪れるスポットになっているのです。
ハワイの神話に度々登場するのが、火の女神ペレ。そんな女神ペレが座ったという神話もあるのが、マカプウ岬近くの「ペレの椅子」。10メートル近くの高さがある奇岩で、マカプウ岬から海を眺めるには最高のポイントです。女神ペレは嫉妬深い性格のため、恋愛成就を祈願すると逆効果になるとも言われています。
マカプウ岬には、駐車場からとてもなだらかなトレイルがあるのですが、トレイルではなくビーチに向かう道を進んでいくと、たどりつくことができます。ヒーリングプールとぜひセットで訪れてみましょう。
オアフ島の東部にあるクアロアビーチパークは、コオラウ山脈の美しい山並みを背景に自然が広がる場所で、パワースポットとしても知られています。近くには、「ジュラシックパーク」「ゴジラ」「ロスト」など数々の映画の舞台にもなった「クアロア・ランチ(クアロア牧場)」もあり、豊かな自然があふれています。
島根県にある出雲大社は縁結びのスポットとして有名ですが、この分社がハワイ出雲大社。ダウンタウンの一画にありますが、ここだけは日本かと思うような雰囲気に包まれています。ハワイの出雲大社でしか入手できない、限定のお守りはハワイ土産品としても人気。縁結びのほか、ホノルルマラソンなどのランナー向けのお守り等もあります。
テレビ「モヤモヤさまぁ~ず」で紹介されたことから、日本の間で人気に火がつき、観光スポットとして訪れる方も多くいます。
参考:ご利益いっぱい!「金比羅神社・出雲大社」ハワイの4大人気神社まとめ
「幸運の石(Good Luck Rock)」という、ご利益のありそうな名前がついているパワースポットは、パールリッジセンターというショッピングセンターの近くにあるゴルフ場「パールカントリークラブ」の中にあります。ゴルフ場を入ってすぐの場所にある、椅子のように人が座れる形をした石で、かつてカメハメハ大王が座ったと言われているそうです。
オアフ島最古の神殿とも言われるヘイアウが残っているのが、カイルアの「ウルポ・ヘイアウ」です。ハワイの妖精、メネフネが一晩で石を積み上げたというストーリーが残っている場所。ハワイの人々も神聖な地として考える場所のため、神殿に入るときと帰るときは挨拶をして、敬意を忘れずに。
オアフ島ノースショアにあるワイメアバレー(ワイメア渓谷)は、植物園もある広大なスポット。カラフルなトロピカルフラワーが咲き乱れ、ワイメア・フォールズという滝もあります。緑豊かな木々や鮮やかな花々に囲まれ、大地の不思議な力も感じられることでしょう。
「聖なる岩」の名前がついているのは、オアフ島ノースショアの町ハレイワの近くにあるカイアカ・ビーチ・パークにある岩。2つの巨大な岩が絶妙なバランスで積み上げられたようになっていて、別名「バランス・ロック」とも言われているそうです。
ビッグアイランドの愛称があるハワイ島の代表的観光スポットは、ハワイ火山国立公園がある「キラウエア火山」。現在も活動を続ける活火山であり、世界遺産にも登録されています。
ここには、女神ペレが住んでいると信じられており、噴火で溶岩が流れ出すと、女神ペレに向けて捧げ物をおいてから避難する住民もいるほど。広大な火山国立公園の中にいると、大地の大きなエネルギーが体中にみなぎるようです。
ハワイ島にあるマウナケアは標高4205mと、富士山よりも高い山。頂上付近には天体観測に最適なため、高度な望遠鏡などを備えた世界各国の天文台があります。そんなマウナケアは、やはりパワースポットでもあります。夜間は吸い込まれそうな星空を眺め、そのまま頂上から朝陽を望むツアーが人気です。
ハワイ島の強力なパワースポットとしてはずせないのは、マウナラニリゾート。アリゾナのセドナや地中海のロードス島とあわせて、世界3大パワースポットとも言われているのだとか。
「マウナラニ」は「天国に届く丘」という意味があり、この地はハワイの王族たちが保養地として利用しており、心身を癒しながら生命力の回復などに利用されていました。
広大なリゾート全体がパワースポットですが、特に有名なのは強いマナが宿るといわれるフィッシュポンド(養殖池)や、ペトログリフ(岩石彫刻)。さらにキラウエア火山から流れてきた溶岩によってできた、ラバチューブと呼ばれる洞窟があり、その隙間から光がさすことから、「オーラが見える洞窟」とテレビ番組やSNS等で話題になった場所もあります。
ハワイには数多くの渓谷がありますが、その中でも大きく大迫力なのが、ハワイ島のワイピオ渓谷。断崖絶壁に囲まれているため、ひときわ特別な雰囲気が漂います。
ハワイ島はハワイの島々の中で南にあり、かつハワイ島の最南端にあるのがカラエ岬です。米国最南端の地「サウスポイント」であり、ポリネシア人が西暦400年~800年頃に初めてここから上陸したと考えられています。さらにこのサウスポイント一帯は、米国国定歴史建造物に指定されています。
ハワイで2番目に大きい島、マウイ島はハワイ王国の首都があった地。その中で一大観光スポットなのが、標高3055mのハレアカラ山です。サンライズやサンセットが望める絶好ポイントですが、パワースポットとしても人気です。
「イアオ・ニードル」と呼ばれるイアオ渓谷州立公園は、「ニードル(針)」と表現されるように先がとがった奇岩があります。スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんが自身の著書で、イアオ渓谷州立公園の中にある「三角の石」についてエネルギーを感じると言及しています。公園内はパワースポットと言われるだけあって、ひんやりとした空気が流れ、不思議と厳かな気持ちになります。
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