ハワイは日本に比べてとても陽射しが強く、ビーチに行くときはもちろん日中の外出時でも日焼け止めは1年を通して必要不可欠です。さらに2021年からハワイでは、サンゴに有害な成分が含まれる日焼け止めは使用も販売も禁止されます。そこで現地で調達できて、見た目にも可愛らしくてハワイ土産にもなる、おすすめの日焼け止めをご紹介します。
ハワイ州は、日焼け止めに含まれる成分がサンゴ礁に影響を及ぼす可能性があるとして、有害な影響を与える特定の成分を含む日焼け止めを全面禁止する法案を2018年に成立させました。環境保護への意識の高まりから、このニュースは日本でも大きく報道されることとなりました。
この法案は、2021年1月1日からハワイ全土で施行されることが決まっており、それ以降はサンゴに有害な成分を含む日焼け止めは販売も流通も禁止されることとなります。
サンゴ礁に影響を与えると懸念され、ハワイ州の法案で禁止されている成分は、次の2つ。
これらは紫外線吸収剤として、多くの日焼け止めに使われている成分です。しかし、これらがサンゴ礁の白化現象を引き起こし、サンゴを死滅させるという調査結果もあり、ハワイ州の法案ではこの2つの成分が使われている日焼け止めを禁止することとしたのです。
オキシベンゾンとオクチノキサートを含む日焼け止めの使用を禁止する法案は2018年に成立しており、2021年の施行まで数年間の猶予期間が設けられています。そしてこの法案が成立して以来、現地ハワイのドラッグストアやコンビニの日焼け止めコーナーでは、少しずつ「サンゴ礁に優しい」ことをうたった製品の割合が増えてきています。
ハワイでも使える日焼け止めを探す際は、「Leef Safe(サンゴに優しい)」などのステッカーなどを目印にするか、裏面の成分表示に「オキシベンゾン(Oxybenzone)」と「オクチノキサート(Octinoxate)」が書かれていないか確認するようにしましょう。
オーガニックの日焼け止め製品が増えてきています。「オーガニック=肌に優しい」という印象を持つ方が多いせいか、オーガニックならハワイでも使えると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。オーガニックの認証は各国の認証団体ごとに定めているため、オーガニックの日焼け止めであっても「オキシベンゾン(Oxybenzone)」「オクチノキサート(Octinoxate)」が成分として含まれていないか確認する必要があります。
2021年以降のハワイ旅行で、日本人が気になるのが、日本で購入した日焼け止めはハワイで使えるのか?ということでしょう。ハワイの日焼け止め法案では、ハワイで流通する日焼け止めについて禁止していますが、医師が処方したものや観光客が持ち込んだものは対象外としています。そのため普段から使い慣れている日本で購入した日焼け止めを、ハワイに持っていって使うことは問題ありません。
ただし、日本製品でも「オキシベンゾン」の安全性に懸念する声が高まっているなど、サンゴに有害な成分は人の肌にも悪い影響を及ぼしかねません。例えば「アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル」にはオキシベンゾンが含まれているうように、日本で日焼け止めを選ぶ際も成分に気を配ることは、女性たちに今後ますます求められるようになっていくもしれません。
参考:「アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル」商品情報
では、ハワイで販売されている日焼け止めの中から、オキシベンゾンとオクチノキサートを含まず、サンゴに優しい焼け止めを7品ご紹介しましょう。どれもパッケージも可愛らしい上、お肌にも優しいので、ハワイ土産として購入するのもおすすめです。
ハワイ島に住む夫婦が、子供たちに安心して使える日焼け止めを探したことから生まれた「リトル・ハンズ・ハワイ」。すべての材料がオーガニックで、ココナッツオイルやシアバター、ミツロウなどが使われ、SPF35+。爽やかなハワイの青空やビーチを彷彿させるパッケージもキュートです。スティックタイプはSPF40+です。
レトロな女の子が描かれたパッケージが印象的なのが、「ロウ・ラブ」。マウイ島で2015年に作られたブランドで、すべてナチュラルな原料だけで作っています。オーガニックスーパーの「ホールフーズ」や「ダウントゥアース」などで販売されています。SPF35。
ハワイ現地や世界のナチュラルかつオーガニックな成分にこだわっている「アウアウ ハワイ」。香料やシリコン、パラベン、GMOなども一切不使用です。日焼け止めは、塗りやすいスティックタイプ。プルメリア、レモングラス、ピカケなどの香り別に5種類がラインナップしています。
「ラニカイ・バス&ボディ」は、「天国の海」と呼ばれハワイでもトップクラスの美しさを誇るラニカイビーチの近くで誕生したブランド。使われる原料は、現地の天然のものにこだわっています。サンスクリーンはSPF35で、パラベンフリー、クルエルティフリー、グルテンフリーです。
ハワイで古代から伝わるケア方法にフォーカスしている「ハワイ・メディシナル」では、日焼け止めにナウパカと呼ばれる花の葉やココナッツオイル、シアバター、オリーブオイルなどが使われています。SPFは30。「ハワイ・メディシナル」は、ハワイ各地で開かれるファーマーズマーケットなどに出店しています。
「AOオーガニクス」は、100%ナチュラルでオーガニックの原料を使い手作りにこだわっているスキンケアブランド。日焼け止めは缶タイプのほかスティックタイプや、お試し用のミニサイズもあり。USDA認証のオーガニック製品です。
最後はカリフォルニア発のブランド「オールグッド」。日焼け止めは缶タイプやスティックタイプのほか、スプレータイプ、キッズ用など豊富にラインナップ。SPFも30~50と、目的にあわせて選べます。
参考:
【ハワイのオーガニックコスメ】お土産に最適おすすめブランド13選
ハワイのセフォラで絶対ほしいブランド15選!日本未上陸ブランドもCHECK
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