Categories: 旅行

生死の別れ道… 「海外旅行で事前に知っておくべき」テロ対策10項目

海外のさまざまな地域でテロ事件が起こる現代。日本でもテロが起こるリスクはゼロではないですし、海外旅行を考えているのなら、安全対策としてテロのことも事前に考えておく必要があるでしょう。

せっかく楽しみにしていた海外旅行先でテロに巻き込まれてしまったら…。そんなリスクをできるだけ少なくするために、事前に知っておくべき注意事項について確認しましょう。尚ここで紹介する情報はすべて、外務省『海外安全ホームページ』の情報をもとに作成しています。

1:テロ発生確率が高い!? 危険地域を調べる

世界の中には、テロが起きるリスクが高い地域があります。そのような場所にあえて旅行に行くのは、危険。外務省『海外安全ホームページ』では、海外で起こった事件や人種的背景などを鑑みて、危険地域が随時リストアップされています。たとえば2017年4月から5月までの1.5ヶ月ほどで「危険レベル」と警戒情報が発表された地域は10以上になります。また現地での治安情報のほか、感染症の危険な地域も調べることができます。


参考:外務省『海外安全ホームページ』

2:テロ発生確率が高い時期を調べる

テロはいつどこで起きるかわかりませんが、警戒を強めるべき時期がいくつかあります。たとえば2017年5月27日頃から6月24日頃は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行う“ラマダン”が行われます。2015年と2016年にイスラム過激派組織ISILがラマダンの間にテロを呼びかける声明を発表しており、警戒が必要とされています。

さらにラマダン以外でも、世界各国で選挙が行われる場合大規模なデモなどが発生する危険もあり、そのような時期は旅行を避けるといったことも大切です。

3:外務省の『たびレジ』に登録する

渡航前に、外務省の『たびレジ』というシステムに登録をしておきましょう。これに登録すると、現地の安全情報や在外公館の連絡先などをチェックできるほか、万が一テロや事件などが起きた場合、緊急一斉通報などをメールで受けることが可能です。

テロ以外にも、自然災害が起きたり事件に巻き込まれたりする可能性もありますから、いざという場合に備えて登録をしておくと安心です。帰国後1ヶ月すると(希望した場合は1年後)すべての個人情報は削除されます。海外で生活している人の場合は、外務省に「在留届」を出しましょう。
参考:外務省『たびレジ』

4:『海外安全ホームページ』を活用する

1~3でご紹介したように、外務省の『海外安全ホームページ』には最新の現地の安全情報がたくさん掲載されています。海外旅行を計画すると、旅先で遊ぶ情報ばかり調べたくなりますが、同サイトで現地の情報や実際に起きた事件などを予め知っておくことも重要。海外安全情報をプッシュ通信で受信できる『海外安全アプリ』を外務省が公開していますので、これを利用するのもいいでしょう。

5:海外旅行保険に加入する

海外でもしもテロや事故に遭い病院に運ばれることになったら、驚くほど高額の医療費を請求される可能性があります。たとえばアメリカは医療費がとても高額なことで知られ、手術や入院になるとあっという間に治療費が数百万円、ときには1千万円以上になる場合もあります。そのような事態を避けるためにも、事前に海外旅行保険に加入しておきましょう。

6:家族に連絡先・日程を伝えておく

万が一のときに備えて、渡航前に家族や友人、職場等に、渡航先や日程などを伝えておきましょう。家族であれば滞在先のホテルや飛行機の便などの詳細もまとめて伝えておきます。
参考:【ハワイの治安】本当にあった事件簿・ハワイの危険な場所リスト

7:空港に長居しない

空港は飛行機を眺めることができて、旅行で訪れるときは、心が高鳴る場所のひとつです。しかしテロリストや犯罪者から見ると、不特定多数の人が集まり犯行を行うのには効率的な場所。そのため、飛行機に乗る際はすみやかに搭乗手続きを済ませてロビーに滞在する時間を少なくした方が安全。目的地へ到着したら出迎えの人との待ち合わせ方法についても事前に確認しておきましょう。出迎え詐欺の報告もありますから、会社名なども事前に確認方法を明確にしておきます。

さらに、ショッピングセンターや観光スポットも、空港と同様にテロなどの犯罪に狙われやすい場所であることを自覚しておきましょう。

8:荷物から手を離さない

スリや置き引きの危険もありますし、知らないうちに麻薬の運び屋にさせられてしまう可能性もあります。荷物から手を放さず、地面に荷物を置く場合は、両脚の間に挟むなどの用心を怠らないようにしましょう。

9:ホテルのドアはチェーンを使用

ホテルの部屋は常にドアチェーンをかけておくこと。ホテルの従業員を名乗ったり、制服を着ている人がやってきても、相手を信用せず、ドアを開ける際もドアチェーンをかけたままにします。安全度が低いエリアであれば、部屋のカーテンを閉めたままにしておき、在室や外出を外からわからないようにすることも有効です。

10:目立たない

犯罪者やテロリストは街中で目立つ人を標的として絞る場合があります。華美なジュエリーや時計を身につける、目立つ服装やブランド品を身につける、目立つ車に乗る、大声で話すといったことは止めましょう。SNSで旅行の予定などを書き込むことは、標的にされやすくなりますから、避けましょう。

参考:【ハワイの治安】本当にあった事件簿・ハワイの危険な場所リスト
参考:パスポート紛失・事故にまきこまれたら…ハワイの緊急事態対処法

Hawaii Milestone

Recent Posts

This website uses cookies.